いつまでも元気で若々しく生きてピンピンコロリといきたい、そんなあなたへ。 美味しくて健康にいいレシピとその秘訣を紹介していきます。
POINT
材料(12個分)
・秋刀魚 2尾
・玉ねぎまたはレッドオニオン 1/3個
・バケット 1~2㎝スライス12枚
・モッツァレラチーズ 1個
・ブラックペッパー お好みで
〈ソース〉
・醤油 大さじ1
・オリーブ油 大さじ1
・レモン汁 1/4個分
・にんにくすりおろし 1片分
〈トッピングA〉
・梅干し 1~2個
・大葉 6枚
〈トッピングB〉
・ローズマリー 1本
・ケッパー 大さじ1程度
作り方
①秋刀魚の頭と内臓を取り除く。
切り込みを入れて引っ張ると内臓がスルッと抜ける。
②三枚におろす。
③身を三等分に切る
④〈ソース〉の材料をすべて混ぜ合わせ③に絡めておく。
⑤玉ねぎはスライスして水にさらし水気を切る。モッツァレラチーズはバケットに合わせてスライスしておく。
⑥フライパンに必要ならば油をしき、④の秋刀魚を両面ソテーする。焼けたら浸けていたソースも加え余熱で火を通す。
⑦バケットをトースターでこんがり焼き、途中モッツァレラチーズをのせて軽く焼く。
⑧トッピングをする。
〈トッピングA〉⑦に大葉をのせ、オニオンスライスと秋刀魚をのせて最後に梅肉を盛る。
〈トッピングB〉⑦にケッパーをのせオニオンスライスと秋刀魚をのせて最後にローズマリーを散らす。
⑨お好みでブラックペッパーを散らす。
さあ!いまこそ白米と焼き魚の概念を一旦忘れ、新たな秋刀魚の可能性を楽しもう!
青魚が脳にいいということは、日本人なら誰もが子供のころからすりこまれて来たのではないかと思う。
さかなさかなさかな~さかな~を食べ~ると~♪あたまあたまあたま~あたま~が~よく~なる~♪と、すぐに歌えるのは私だけだろうか。
確かに、脳の構成成分でもあるDHA(ドコサヘキサエン酸)は青魚に多く含まれる。これには脳を活性化させる効果があり、記憶力と判断力の向上に効果があるという。つまり、ピンピンコロリには必須の、認知症の予防が期待できるということだ。しかし、青魚の代表格である秋刀魚も、ここ数年で価格が高騰し、気軽に楽しめる食材ではなくなってきたように思う。
そこで、今回は少量の秋刀魚でも満足度の高い料理ができる、秋刀魚パンの紹介だ。
さあ!いまこそ白米と焼き魚の概念を一旦忘れ、新たな秋刀魚の可能性を楽しもう!
青魚とパンを掛け合わせた名物は、実はベトナムのバインミーやトルコの鯖サンドなど、この世にいくつか存在している。青魚の恋人は白米でなくてもよいのだ。今回はこれをヒントに考えたレシピである。
そして、このタイミングでもう一つ推したい習慣がある。フランスの『アペロ』である。アペロ(apéro)は、フランス語で食前酒を意味するアペリティフ(apéritif)の略語だ。
食事とはまた別の意味合いで、夕方に食前の会話をのんびり楽しむ時間のことと言ってもいい。気取らない日本語に当てはめると、要するに井戸端会議と言ったところか。食事に誘うよりももっと気軽な習慣なのである。今回は、私の好きなアッラ コスティエッラ イン ボッラの白ワインと合わせたが、何もワインでなくてもいい。お茶でも秋刀魚パンは十分に楽しめる。気候が気持ちよくなった秋の夕暮れに、夕飯ではない、もっと気軽なおしゃべりタイムを、お庭やテラスで軽く秋刀魚パンを食べながら、楽しんでみるのはいかがだろうか。リラックスして会話を楽しむ習慣をなるべく沢山もつことと、秋刀魚×パンという未知との遭遇を面白がることは、脳の活性化にきっと役立つはずだから。
栄養士、フードコーディネーター、
フードスタイリスト、食育インストラクター
藤田香織
料理本、料理動画、レシピサイトの制作に長年携わってきた中、食を通じて子ども達の未来を明るくする活動をしたいという気持ちが高まり、近所の保育園へ栄養士として就職。日々、子ども達へ大切な一食を提供しながら、園での食育活動や食を通じた保護者支援に勤しむ毎日。プライベートでは二児の母。そろそろ子育てもゴールが見えてきたかというタイミングで、夫と共にそれならどう生きるかを考えた結果、ピンピンコロリに辿り着く。夫婦でピンピンコロリを目指す時、見えてきた理想の食生活が、保育園で教えていることと合致し、今日の活動に至る。自称、0歳から100歳までの食の幸せを考える栄養士。
おすすめの一品
秋刀魚パンによく合う白ワイン
Alla Costiera Vino Frizzante Affinato Suileviti “IN BOLLA” 22
アッラ コスティエッラ イン ボッラ
通常価格¥3,000