おんなの窓　わたし現在３K編（加齢・介護・韓国）

著者：伊藤理佐
文藝春秋
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共感ポイントが多すぎて
ページをめくる手が止まらない！

加齢（KAREI）、介護（KAIGO）、韓国（KANKOKU）の3Kをテーマに
前向きに生きる50代のリアルを描いたコミック。

「読書で気分転換したいけど、活字を追いかける元気はないかも〜」そんなときこそ手に取ってほしい作品。
エッセイ漫画なので、どこから読んでも楽しめるし、ちょっと疲れたときにパラパラとめくるだけで元気が出る。何より、絶妙に力の抜けた作風が心地よい。日々の生活の中で直面する「老い」への悩み、介護のリアル、そして韓国カルチャーへの愛が、独特のゆるっとしたタッチで描かれている

・突然現れる、年齢を感じさせる「加齢」サイン。
シミ、白髪、もの忘れ、オジサン化…「これ、いつからこうなった？」と自問自答する日々。

・親の「介護」にまつわる、現実と理想のギャップ。
親のこだわり、家族の事情、施設選びなど、深刻なのに思わず笑ってしまう介護のリアル。

・気づけば、「K-POP」にどハマり！
韓国料理を作り、韓国語を学び、韓国文化にどっぷり浸かる推し活ライフ。

本に向かって無意識にツッコミを入れてしまう。
そんな「あるある」が満載！

著者の体験談をもとにしたエピソードは、どれも「わかる！」と頷きたくなるものばかり。

もの忘れが加速する日常を描いた『もの忘れの威力』では、思わずこうつぶやいた。
「うんうん、忘れるよね。なんならリンスするのも忘れるよね」

母のイケメン担当医に沸き立つ人々を描いた『ハンサムに大騒ぎ』では、思わず握りこぶしを作った。
「そうなのよ！ ハンサムって生きる力になるよ！！！！！」

韓国アイドルにハマる姿を描いた『バカみたいに好き』では、もはや長文で叫んでいた。
「BTSの写真集に写真カードを挟むバイトをやりたい気持ち、わかる！わかるよ！ わたしもライブ中のMJさまにこだわりの水入りペットボトルを渡す係になりたいってずっと思ってるからあああああああ！」

そう、どのページをめくっても共感の嵐。あるあるが大渋滞しているのだ。