インド人もビックリ!いい塩梅で『キャラメルオニオンカレー』

POINT

  • キャラメル化した玉葱の甘味が絶妙な旨味に変わる!
  • 梅干しの塩分が低い場合は塩を足して最後に調整!
  • ミキサーがない場合は玉葱・りんご・にんじんは摩り下ろしてもOK!その場合①の玉葱は中火で7分炒める。
  • 鶏肉の皮面を焼く時は肉の上だけにアルミホイルで蓋をして!皮はパリパリふっくらジューシーな仕上がりに!

材料(4人分)

・玉ねぎ 1~1.5個(260g)
・鷹の爪 2本
・にんにく 大き目2片
・サラダ油 大さじ2
・水 500㏄
・梅干し 2個
・人参 小1本(100g)
・りんご 1/2個
・市販のカレールウ 3皿分
・砂糖 大さじ1
・ケチャップ 大さじ1
・醤油 大さじ1
・バター 20g

【トッピング】
・鶏モモ肉 2枚
・塩・胡椒 少々
・レモン 4切れ
・粒マスタード 適量
・お好みの夏野菜(今回は茄子、パプリカ、ゴーヤ) 適量

作り方

①玉葱、にんにくはスライスする。フライパンにサラダ油と種を抜いた唐辛子を入れ、弱火で軽く炒める。
タイマーを10分にセットし、玉葱、にんにくを入れ、強火にし、そのまま10分間炒める。

10分経ったら火を止め、水を入れてフライパンの底をこそげておく。

②人参、りんごは皮を剥いてて適当な大きさに切る。梅干しは種を抜いてたたいておく。

③①の鷹の爪を抜いて人参、りんごとミキサーにかける。

④鍋に入れて加熱し、温まってきたらたたいた梅干しを加え12分煮る。

⑤カレールー、砂糖、ケチャップ、醤油で調味し、更に5分煮る。

最後にバターを加えて溶かす。
味をみて足りなければ塩を足す。

⑥トッピングを作る。
鶏肉と夏野菜は食べやすい大きさに切り、塩・胡椒しておく。フライパンに必要ならばサラダ油を敷き、鶏肉の皮の面を下にして弱火にかける。

鶏肉の部分だけにアルミホイルをかぶせる。
蓋をせずそのまま20分焼く。

⑦アルミを外して裏返し、同じフライパンで夏野菜も一緒にソテーする。

⑧皿にごはんを盛り、カレーをかけ、トッピングの具材をのせる。最後にレモンと粒マスタードを添える。

インド人には認知症患者が少ない !?


若い頃は夏バテなんて状態がよく分からなかったのに、ここ数年は、何だか気持ちよくお腹が空かない…という日々が続くと「これが噂の夏バテか‼︎」と、はっとする瞬間があるのは私だけだろうか。とにかく食べないことには体力の回復は始まらないのだから、ピンコロを目指すならば、意識して食欲が落ちる夏の一食を大切にしたいところだ。

そこで、今回はスパイスの香りと色鮮やかな夏野菜で食欲を掻き立てるカレーをご紹介したい。

カレーと言っても家庭料理の域を超えたこのビジュアルと奥深い味わいに、心までもときめいていただけることを願う。しかし、カレー推しの理由はそれだけではない。なんと、ターメリック、クミン、コリアンダーのカレーを作る代表的なスパイスには、抗酸化作用や抗炎症作用があるので、脳細胞の破損を防ぎ、脳細胞の保護する効果があるそうだ。つまり、認知症予防を期待できるというわけだ。インド人には認知症患者が少ないという研究結果まであるのだとか。

さあ、今こそカレーのスパイスで食欲を増進させ、脳細胞まで元気にしようじゃないか!

このカレーの最大の魅力は、家庭でできるのにもかかわらず、自称お店レベルに仕上がるという点だ。しかも、材料を見て分かるように特殊なスパイスをいくつも収集する必要はなく、市販品のルー(今回はバーモントカレーの甘口を使用)だけでお手軽にできてしまうのだ。

その奥深い味の秘訣は、キャラメル化した炒め玉葱のコクと、奥深い梅干しの塩味にある。

梅干しを入れた理由はインドのカレーに使用されるタマリンドと言うフルーツの代用なのだが、何を隠そう、梅干しにも先のスパイス類と同じような抗酸化作用があるのだ。つまり、こちらも認知症予防が期待できるというわけだ。
更には、近年の研究では、梅干しに含まれるオステオカルシンという物質が海馬を刺激し、認知能力や記憶力の向上にも効果がある可能性が分かってきたそうだ。

スパイスと梅干しをピタっとまとめてくれるこのカレーで、老いと暑さを吹き飛ばし元気に夏を乗り越えよう!

栄養士、フードコーディネーター、
フードスタイリスト、食育インストラクター

藤田香織

料理本、料理動画、レシピサイトの制作に長年携わってきた中、食を通じて子ども達の未来を明るくする活動をしたいという気持ちが高まり、近所の保育園へ栄養士として就職。日々、子ども達へ大切な一食を提供しながら、園での食育活動や食を通じた保護者支援に勤しむ毎日。プライベートでは二児の母。そろそろ子育てもゴールが見えてきたかというタイミングで、夫と共にそれならどう生きるかを考えた結果、ピンピンコロリに辿り着く。夫婦でピンピンコロリを目指す時、見えてきた理想の食生活が、保育園で教えていることと合致し、今日の活動に至る。自称、0歳から100歳までの食の幸せを考える栄養士。

おすすめの一品


梅ボーイズさんの梅干し『梅と塩』


我が家の冷蔵庫には梅干しが常備されている。
基本的におかずが充実していることが多いので、家族の中で白ごはんに乗せて食べる者はいないのだが、冷蔵庫から梅干しがなくなることは決してない。

では?なぜ?
今回のように調味料として使うことが多いからだ。

例えば、中華スープの味付けに、主菜のソースを作る時に、煮付けの塩味に。わかりやすく言えば味噌や醤油のような存在に近い。
先日はメンチカツをいただく時、ソースの代わりに梅肉をちょんちょんした。ソース的な存在でもあるようだ。梅干しの奥深い塩味はさまざまな料理のクオリティを底上げしてくれる。たがらこそ、他の調味料と同じように、梅干しもできるだけ雑味の少ないものを使いたいと思う。スーパーの売場で梅干しの原材料を見てみると、私の知らないものがビッシリと連なり驚くことが多い。まぁそんな時は得意の老眼でぼんやり読めないモードを駆使してカゴにいれるのだが。

梅干しは本来保存食であるはずなのに、現代人の味覚に合わせ様々な味の足し算をした結果、塩分が少なくなり化学的なもので調整しなければ、日持ちしなくなったのだろうと勝手な憶測をしている。だから、このカレーを作る時、梅干しによっては塩味が足りないこともあるので最後は調整をしていただきたいのだ。

もしお時間があるのなら、こちらの商品を取り寄せしてみるのもおすすめだ。原材料は完熟南高梅と天日塩のみ。すっぱい中に、完熟ならではのほのかな甘さ。一点の雑味もない旨味が詰まっている。賞味期限は2年間。料理の隠し味としても楽しさを広げてくれる梅干しだ。

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