脳にご褒美!甘味じんわり〜米麹甘酒で『かぼちゃモンブラン』

POINT

  • かぼちゃの飾りはなくてもOK!
  • 甘酒は酒麹ではなく米麹のものをチョイス
  • 濃厚タイプで甘味は十分!スイーツなのに砂糖要らず!
  • 160kcal/100g程度あれば甘酒の濃厚度OK!

材料(4個分)

・ビスケット 8枚
・米麹の甘酒(濃厚タイプ) 少々

《かぼちゃクリーム》
・かぼちゃ 500g
・米麹の甘酒(濃厚タイプ) 75g
・バター 20g
・ラム酒 お好みで小さじ2程度

《甘酒クリーム》
・生クリーム 200g
・米麹の甘酒(濃厚タイプ) 80g

作り方

飾り用のかぼちゃを作る。
適度な大きさで皮ごとスライスしたかぼちゃを甘酒にくぐらせて、600wのレンジで40秒加熱し、裏返して20秒加熱する。

かぼちゃクリームを作る。
かぼちゃの皮を剥き、小さめにスライスする。耐熱ボウルに入れラップをして600wで4分加熱し、バターを加え、更に2分加熱する。

③よく混ぜ、熱いうちに甘酒とお好みでラム酒を混ぜたものを加えて細かくマッシュし、冷やしておく。

甘酒クリームを作る。
生クリームに甘酒を加え、ホイップする。

⑤盛り付ける。
ビスケットを甘酒にくぐらせてカップの底に敷く。甘酒クリームを絞り出し、再びビスケットを甘酒にくぐらせてのせ、甘酒クリームを絞る。


⑥その上にかぼちゃクリームを絞り出し、最後に①を飾る。

米麹の甘酒は、飲む点滴!


最近のマイブームをご紹介したい。それは、甘酒だ。

この話をすると、ドロリとした酒粕の香りが強い飲み物を想像して眉を細める方も多いようだが、今回の話はそれとは違う種類の甘酒なのだ。
蒸した米に米麹を加え発酵させたものでアルコールは含まない、米麹の甘酒だ。その成分は『飲む点滴』とも言われている。実は、前回カレーを食べて元気に夏を乗り越えよう!という記事を書いておきながら、カレーを作る前にまんまと夏バテしてしまった私を救ってくれたのが、飲む点滴、米麹の甘酒だった。

バテてしまうと、食べなきゃ始まらないと分かっていながらも、その一歩がなかなか出ない。
そんな時、米麹甘酒を一口飲んだら、身体中にビビビと刺激が走った。
細胞一つ一つが〝ありがとう!〟と返してくれるような感覚だ。そして、ぼんやりしていた頭が、この一瞬でシャキッとしてくるのだ。それもそのはず、蒸した米を麹でブドウ糖に分解したこの飲み物は、脳のエネルギー源そのものだからだ。

更にはビタミンB群を含み、その吸収を促進させる。まさに脳を活性化してくれる栄養素なのだ。これは認知症予防にも同じ効果があるはずだ。

さあ、今こそ飲む点滴で脳をシャキッとさせて、米麹甘酒のナチュラルなスイーツ時間を楽しもうじゃないか!

米麹甘酒の更なる魅力は、ブドウ糖やビタミンB群といった栄養だけではなく、フェルラ酸が含まれていることだ。近年の研究でフェルラ酸は脳を萎縮させる原因となるアミロイドβの蓄積を抑制すると期待が高まっている。

重ねて、私がもう一つ大切だと思うのが、ティータイムの習慣だ。
お茶を淹れてリラックスしながら誰かと会話を楽しむことは、何よりの認知症予防になるはずだ。お茶のカテキンやコーヒーのポリフェノールの抗酸化作用は認知症に効果があるのだとも言われているが、何よりも「お茶にしようか、コーヒーにしようか」とその時間を大切にすることこそが脳の活性化に繋がると思うのだ。

一から手作りせずとも甘酒クリームを市販品に添えるだけでもいい。甘酒の効能などを話しながら、ティータイムを楽しんでもらいたい。



栄養士、フードコーディネーター、
フードスタイリスト、食育インストラクター

藤田香織

料理本、料理動画、レシピサイトの制作に長年携わってきた中、食を通じて子ども達の未来を明るくする活動をしたいという気持ちが高まり、近所の保育園へ栄養士として就職。日々、子ども達へ大切な一食を提供しながら、園での食育活動や食を通じた保護者支援に勤しむ毎日。プライベートでは二児の母。そろそろ子育てもゴールが見えてきたかというタイミングで、夫と共にそれならどう生きるかを考えた結果、ピンピンコロリに辿り着く。夫婦でピンピンコロリを目指す時、見えてきた理想の食生活が、保育園で教えていることと合致し、今日の活動に至る。自称、0歳から100歳までの食の幸せを考える栄養士。

おすすめの一品
マルコメの糀甘酒の素

この商品が濃厚甘酒のデビューだった。小さめのパッケージが使いやすそうで手に取ったのだ。

甘酒は飲む点滴と言われるほど飲み物として優秀だが、私は調味料としても優秀だと思う。一度開封すると期限があるのでそのままみりん代わりにも使う。いくら身体にいいとはいえ、水代わりにゴクゴク飲むにはカロリーが高いからだ。普段は目覚めの一杯くらいに留めている。
味噌漬けや煮物など、料理する時にみりんの代わりに使うと、これが何とも奥行きある甘さとなり絶妙な味に仕上がり、結構楽しい。

お菓子作りにおいては、米粉との相性がよく、米粉のホットケーキミックスと混ぜて蒸しパンにしたり、焼き菓子を作ったりする。なんとも上品なスイーツが手軽に爆誕してしまうのだ。甘酒スイーツで誰かをティータイムにお招きするきっかけを作ってみてはいかがだろうか。

詳しくはこちら

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